遊佐(ゆざ)刺し子

遊佐刺し子のついた小さな作品を見て、感動しました。

ネットで検索、購入した本で、さらに感動しました。

出会うべきものに出会ってしまいました。

幸いにも、

遊佐刺し子の本を監修された、土門先生は、現役でご活躍なさっておられます。

遊佐刺し子に直接会わなければ、先に進めない、

大げさでなく、そう思ったのでした。

 

大宮から、新潟新幹線・特急いなほに乗り継いで、6時間。

遊佐刺し子に出会って、2週間、遊佐町に来てしまいました。

鳥海山の麓、とても、素敵な所です。

 

翌、22日に土門先生の指導なさっている、刺し子教室にお邪魔させていただきました。

皆さま、快く受け入れて下さいまして、とても心地の良い、内容の濃い、2時間を過ごさせていただきました。本当にありがとうございました。

 

お昼御飯は、地元の女性達のやっている、レストランで、美味しく、御馳走になりました。

メロンコの炒め物は、初めて頂きました。

素朴な味で、とても美味しかったです。

 

そして、皆さまにお見送りを受けて、帰途につきました。

帰りは、陸羽西線から、山形新幹線を乗り継いで、7時半に、帰宅しました。

 

疲れましたが、行ってきて、良かった。

素晴らしい旅でした。

 

 

氏家の駅を9時半に出て、午後3時に遊佐の駅に着きました。

改札口はこれといってなく、外に出る引き戸の前に、若い女性が切符を受け取っていました。

そして、待合所はお土産と産地の野菜直売所になっていて、明るい雰囲気で話しかけて下さいました。

 

 

 

 

とても静かな町です。

だあれも、歩いていません。

 

 

少しずつ光の薄れゆく日本海を見やりつつ、

 

 

 

海の幸の豊かな夕食を、お腹いっぱい、いただきました。

とても、食べきれませんでした。

 

 

翌日、朝日に輝く、鳥海山に「おはよう」のご挨拶。

とても、良い日になりそうです。

 

 

 

朝の日本海は静かに晴れ渡り、

海の青と空の青とが、遠く、行きあっているのが見えます。

青田の庄内平野を、ゆったりと見下ろす、鳥海山の、麗しき姿を眺めつつ、

宿の車に送られて、遊佐町の生涯学習センターに到着、

車の着くのと、土門先生のお出でになられたのと、ぴったりあって、なんて、運の良い。

土門先生は、出発前に、ユーチューブで拝見していましたので、

すぐにわかりました。

とても気さくな方で、快く歓迎して下さいました。

これが、遊佐刺し子。

一センチの、縦の、案内線のみで、その人の手で、刺して行きます。

 

この4枚は、みな同じ模様です。

手が違うので、違う模様に見えます。

それが、遊佐刺し子なのだそうです。

 

 

裏側は、びっしりと、糸が渡っています。

ため息が出ます。

お昼ご飯を、ごちそうになり、土門先生とインストラクターの3人の方に、

見送られて、遊佐の駅を、後にしました。

とっても、素晴らしい時間を過ごせました。

みなさん、ありがとうございました。

 

 

私が、感動した遊佐刺し子を、どんな形で、私の周りの人達に伝える事ができるかなって、

考えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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コメント: 4
  • #1

    kibi (火曜日, 26 6月 2012 00:41)

    遊佐刺し子?初めて聞きました
    刺し子の世界は奥が深く
    興味はあるのですが
    今からだとお勉強するには時間が足りません
    ホント感動するのは素晴らしいです
    何かを追及する事は生き甲斐につながる事なので
    その何か見つけたまあゆさんは幸せ者です。



  • #2

    まあゆ (火曜日, 26 6月 2012 09:39)

    kibiさん、
    私の、嬉しさが、kibiさんにわかってもらえるって、嬉しいです。
    どこまでできるか、挑戦です。
    遊佐刺し子に出会えた事が、幸せです。
    老体が、新しいことワクワクドキドキにしています。

  • #3

    小紅 (水曜日, 27 6月 2012 12:34)

    良い旅をされたのですね♪
    情緒ある紀行文を味わう思いで一気読み~~♪
    まあゆさんの刺し子はもう完璧だと思っていたのですが、
    いろんな刺し子があって、本当に奥が深いのですね。
    向学心、、、頭が下がります。

    最近、友禅が低調なかわりに、
    京風紅型の仕事が入って来てるのですが、
    自己流で染めているので、作業してて不安が付きまといます。
    一度、本場の紅型工房を訪ねてみたいと思っていますが、
    沖縄はあまりに遠いです(涙)

  • #4

    (木曜日, 28 6月 2012 11:09)

    小紅さん、
    沖縄は、遠いですね。
    紅型染めは、魅力ありますね。
    染め・織りは、興味を持つと、各地に独自の物がありますから、面白いですね。
    5月は、結城紬を、訪ねました。
    仕事柄、結城紬は手にしても、産地を訪ねたのは初めてです。
    改めて、結城紬の、魅力・魔力に魂をわし掴みにされた気分です。
    伝統の手仕事の素晴らしさに感動です。
    京友禅も同じですね。
    京友禅の職人さん、伝統工芸を担う誇りがありますね。
    私達の日常生活から遠ざかってしまうのが、残ねんです。
    生活形態が違うのですから、本来の形とは変わってもいいですから、生き続いて欲しいですね。